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【解説】固定資産税は一括で払うべき?分納で払うべき?

お金
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皆様、こんにちは。

2児の子をもつパパです。年度初めの4月〜5月にかけて各自治体から送付される固定資産税納付通知書。。戸建やマンションを所有の方なら、おなじみのこの固定資産税ですが、皆様は「一括納付派」ですか?それとも「分割納付派」でしょうか?ちなみに私は断然「分割納付派」です。ということで今回は固定資産税は、一括納付で支払うべきか、分割納付で支払うべきかについて、分割納付派である私の意見を踏まえ解説していきたいと思います。

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固定資産税とは

はじめに、固定資産税の一般的な考え方について整理すると、固定資産税とは、1月1日時点で、固定資産を所有している所有名義人に課される地方税です。固定資産とは主に所有する土地、建物のに対して課される税金で、戸建やマンションを所有されている方なら馴染みのある税金だと思います。税額の計算方法は、土地、建物の評価額の対し、おおよそ1.4%の税率が課されます。土地、評価額は、建物の経年劣化による減額要因や、増築、改築などによる増額要因を考慮するため、3年ごとに見直しが実施されるというのが、固定資産税の大きな特徴の一つとなっています。

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納付は分割納付がおすすめ

次に、今回の本題である固定資産税は一括納付すべきか、分割納付すべきかについて、解説していきます。結論から言うと私は「分割納付」をおすすめします。その理由について、下記項目にまとめてみました。

  • 一括納付も分割納付も支払総額は変わらない

1つ目の理由は、一括であっても分割であっても納付額が変わらないという点です。NHKの放送受信料や各種民間サービスのサブスク等は基本、一括払い(年間払い)を選択した場合、月額料金相当額が安くなったりしますが、この固定資産に至っては、一括納付による税金の割引の適用はなく、一括納付であっても、分割納付であっても納付額の総額は同一となっています。

  • 一括納付で割引がないのは自己資金の無償貸与と同じ

会社を経営されている方や一般企業の経理、財務部門等に勤務されているからなら、この感覚はお分かりいただけると思いますが、「払わなくよいキャッシュ(現金)というのは支払期日まで支払わない」というのが、原則です。その理由は、「キャッシュ(現金)は金利を生む資産」であるからです。

私が支払っている固定資産税を納付する場合を例にすると、私は、毎年の固定資産税納付額相当分を毎年、年末に準備してしています。その理由は、冬期ボーナスや源泉徴収戻り額がこの月に発生し、なにかと資金的余裕がある月となるためです。仮に固定資産税額が300,000円/年だとし、分割払いを選択すると4期分納分の75,000円は、丸々1年間手元に残る計算となります。

12月に固定資産税を準備した場合、4期分(75,000円)は約一年間手持ち資金として残すことができる
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分割納付のメリット

  • 納付前の手持ち資金で金利を得られる可能性がある

先に記載したとおり、分割納付を選択することで、最終4期分の納付額がまるまる手元に残るかたちとなります。この実質手元に残る75,000円の資金を仮に年利3~4%の有価証券等で運用した場合、2,000~3,000円程度の金利(配当)を手にすることができます。株価変動による元本割れのリスクを負いたくない場合は、年利0.02%と超低金利ですが、定期預金(1年もの)の選択肢もあります。

配当月は、日本株 3,9月、米国株 2,5,8,11月、J-REAT ETF 3,6,9,12月と課程
  • 金融リテラシーが高まる

「たかが、2,000~3,000円のために分納を選ぶなんて面倒くさい」と思われるからもいらっしゃると思います。ここで考えていただきたいのは、仮に友人や職場の同僚から「75,000を貸して欲しい、借りたお金は1年後に返すから」と言われたら皆さんは、ただでお金を貸しますか?仮にあなたの良心で75,000円を貸したとして、1年後に友人が75,000円を返してくれた際は、お礼としてジュースの一本位は奢ってくれると思います。分割納付による最大のメリットは、運用による金利のメリットではなく、「キャッシュ(現金)は、金利を生む資産」であることを常に意識する環境に身を置くことができるということです。

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まとめ

支払をギリギリまで延長し、手元に残る資金で運用という考え方は、今回の固定資産税の支払いのケースでいうと微々たるものですが、今後、人生のステージで、自らの資金を管理していく上で、大切な考え方の一つになると思います。この考え方を踏まえ、ご家庭を一つの株式会社として考えてみるのも良いかもしれません。

以上、今回は、固定資産税の一括納付すべきか、分割納すべきかについて解説していきました。本記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

それでは。

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